「課題発見」の究極ツール 哲学シンキング 「1つの問い」が「100の成果」に直結する の読書メモです。
期待していること
- ギリシャ哲学のことを思い返せば、数学や自然科学も哲学から始まってました。
- いろんなことに疑問を持ち、それの答えをとことん追い求める、そういう姿勢があったんだと思います。
- 哲学は考えることのプロなのではないでしょうか…?
- そして、「哲学シンキング」は考えることのプロの道具箱なんじゃないかなぁ…と勝手に期待しています。
- そもそものきっかけはacademist Prize 2023 企業賞発表イベントで、著者の吉田さんが話されていたのを聴いたからでした。
はじめに 哲学的思考力が5年後、10年後のビジネスを動かす
なぜ哲学が「使える」のか?
- 「自分で考えろ!」「自分の頭で考えて行動しろ!」…この言葉、キライ。
- 目的が共有できてなさそう。
- …とはいえ、そういうヤカラはいっぱいいるから、少ないヒントで立ち回れる賢さがほしいかもしんない。
- 「課題発見/設定」はそれにあたるかも。
- 哲学は「考え方/思考」の総合学…!
- 何もないところから疑問を持ち、いろいろ発見して、いろいろな学問を巣立たせていったのが哲学…。
- 本に期待…。
「問い方」を変えるだけで世界がひらける
- 解が見つからないとき、問が間違ってることもあるので、そっちを変えてみる…なるほど。
- 悩んでるときって、なかなかコレに至れないかも。
- 覚えておこう…φ(・・
- 問について問う
- 「何故を5回」もこれに等しいかも。
- これは現場っぽいなー
- 「何故を5回」もこれに等しいかも。
- FAZOMを探してるのにみつからなくて残念…。
- リカンベントと違うのかな…?
- 写真を見ると違うような……。
- 「無知の知」はソクラテス、哲学でした。
「A4の用紙とペン1本」を持って
- 紙…ノートではないのは何か意味がありそう…。
- 捨てられるとか、変えがあるとか、保存しないことに意味があるのかな…。
コラム
- 自分も「哲学」を人生観とか格言とか、そういうものの集まりだと思ってました…。
- だから、役に立たなそうなんだとも…。
- 理性で原理を探求する知の営み…「営み」が哲学の本質のようなので、完全に誤解でした…。
1章 問いを深め、本質をとらえる方法 「複雑な問題」もクリアになる、哲学のテクニック
《和菓子屋を救え!》どうしよう! おばあちゃんが大変だ!
- よくいく近所の和菓子屋さんを想像しながら…。
- 和菓子屋に買い物に行くなんて、ブルジョワな…。ちょっとうらやましいw
1 問いを集める
- かたっぱしから「問い」を出すって、結構おもしろいかも。
- 「ま、いっか」も重要そう。
2―A 問いの整理:グループに分けてみる
- めっちゃアイデア集めてグルーピングって、ブレーンストーミングと同じですね。
- 「かたっぱしから」が効いていて、グルーピングで視点が現れてくるようです。
2―B 問いの整理:優先順位をつける
- モヤモヤ違和感のある問いからスタート…。たしかに問題を解決すべきか否かを判断に関わっていそうなことが多い印象…。
3―A 議論を組み立てる
- 議論体系がだんだん育っていくが…革新的な成果が生まれるときはこの体系が壊されるとき…!
- 壊れることが斬新な発想が生まれるとき…というのは新鮮でした。
- 情報を整理する、哲レコ、使う記号が少なくていいですね…。
- ∴は覚えてるけど∵は忘れちゃってました。
- 使い勝手いいから覚えとこう…。
3―B 別の視点から議論を組み立てる
- e.g. … パッと見ても思い出せないんですよねぇ…。
- 結構構造をひっくり返すような問いが出てきますね…。
- プロジェクトの最初のうちの話し合いでうまく引き出したい内容です。
- おばあちゃんに再び合うまでにここまで整理できてれば、だいぶ楽そう。
4 「新しい洞察・視点」の発見
- 見直しのときによく出てくる言葉を探すのはよくやりますね…。
- 根本原因を探らずに、すぐに対処しようとする人が多いんですかね…。そういう記述がここまででも数回ありました。
- 「なぜなぜ分析」もソレの解決の一種だけど……やり方として浸透してない感…。
- これまで働いてきた実感としても、そう。
- この考え方を身に着けた人が多くいる会社は……組織としてだいぶ強くなれそう。
- 「なぜなぜ分析」もソレの解決の一種だけど……やり方として浸透してない感…。
1章のまとめ
- 当たり前のような気がしていたことでしたが、多くの人がやっていないことなんだということがわかりました。
- ただ自分がやっているのはここに書いてあることを闇雲にやってただけで…だから、クオリティにバラツキがあったのかも。
- フレームワークとして覚えてしまうと、品質が安定しそう。
2章 隠れた本音を引き出す「クリエイティブな問い」の立て方 他者との対話のなかでアイデアを広げる方法
- 即座に人を集めてくるなんて、お母さんもアレンジ力がスゴいな…。
哲学的「問いかけ」の、驚くべき技法
- 「ソクラテス的問答法」…名前だけ聞いたことがあったような…
- ja.wikipedia.org
- 「あたりまえ」への反対論証
- 「無知の知」を伝える方法だったのかと思うと納得です…。
- 反対論証はタダの面倒くさいヤツw
- 目的を共有してるのが大事
- いろんなことを始める前に効率よく考えておくのは、後の行動に無駄がなくなってよさそう。
- 効率よく考える手段として、この本良さそう…。
- 妥協することなく、他の人も納得するくらいに徹底して…
- 「他の人も納得するくらい」はよい塩梅そう。
- ここまでプロジェクト開始時にできれば、迷いが出なそう。
「下手な問い」には「下手な答え」しか返ってこない
- マヂで下手な問いだな!って思いましたが…自分もめっちゃやります……。
- ヘタな問いでも…ちゃんと待てばなにか出てくることも…とあって安心しました。
- 同じ質問なのに、誘導尋問じゃなくなった…!文脈は大事ですね…。
「違いを問う」と、アイデアが多面化する
- 問い方を変える…ファシリテーション上手はここがうまいんですよねって思ってました。
- ファシリテーションの本を何冊か読んだりしましたけど、こういう話、言及されていたかなぁ……。
- 「違いを問う」はたまに使ってるかも。興味深い答えが返ってくることが多い気がしてます。
- 問いかけパターンがいくつが挙げられてて、だいぶよさそう…。
極端な「もしも」で、本心をあぶり出す
- 「極端なもしも」は使ってるつもりでしたが…例のはもっと極端でしたw
- 問い方基本パターン、覚えておきたいφ(・・
- 近辺も大事なことがまとまって書いてありました…!
「仮説思考」と「シナリオ思考」のワナ
- 性急に問題を解決しようとしてたら……だいぶアレでしたね……。
- なんででしたっけ?なにがしたかったんでしたっけ?っていうのは、いつも大事にしているつもりです。
- …プロジェクトにジョインしてから、モヤモヤすることが多かったからなぁ……。
- なんででしたっけ?なにがしたかったんでしたっけ?っていうのは、いつも大事にしているつもりです。
Column 03 「複数人の場」を設計する
- 具体的な人数やメンバーの選び方が参考になります!
- アイデアを出してくださいだとひるんでしまうので問いからスタート…なるほどです。
- 漠然としたテーマって、どうやって選んだらいいんだろう?
- 持論を長々と話してしまう人に、問いの形にしたらどうなりますか?って訊いてみると、慎重に話してくれるようになるんだそう。ちょっと試してみたいですね。
“20分対話”にチャレンジする
- 問いをグループ分けして、そのグループに対して20分…わりとわかりやすい仕組…。
本音を引き出す技術
- ここもやはり文脈…。質問、難しいですねぇ…。
- ダイレクトな質問を事前に用意しておいて、文脈を見ながら出していく感じのようです。
「視点」を一気に方向転換させる
- なるほど、複数のグループに分けるのには、議論が停滞してきたときに切り替える意味があるんですね…。
構想する「メモ魔」になれ
- 話題の切り替え前にざっと振り返ると、ついていきてないかも…と思ってたひとがこのあとにまた安心して発言できるようになるっていうのは、たしかにありそう…!いいですね、これ…。
- 自分はホワイトボードを使ってますが…これはこれでよさそうです。
新たな発見がもたらせれる瞬間
- しかし、勘太くん、君はいったいどれくらいできる人なんだね……。
- 最後に振り返りでまとめて、さらに新しい気づき・発見・問いがないか訊いてる…!
- エンディングでおばあちゃんもかなりやり手だということがわかりました…。
3章 哲学思考で“未来のビジョン”を描く “イノベーションの種”を見つけ、大きく育てる方法
《小太郎と水族館の仲間たち》ペンギンのいる海
- 真田さん、ビシビシっとスゴいな…。
- 哲学シンキング、もしかして、インセプションデッキ作るときにも使えない?
- 「こんなときに使えます!」がママそれじゃん。
曖昧なアイデアをどう掘り下げるか
- 「ウキウキ」から掘り下げるの?…こんな曖昧な言葉から…スゴいな…。
- 参加型になってる…!
- ちょっと考えてみると…おもしろいですね。
なぜ「定番のアレ」を使わないのか
- 可視化されているとみんなが同じことを考えやすくなってしまって、多様性がなくなってしまう…。なるほど…。
- 用途によって変わりそう。
- これ、ファシリテーターがマヂ大変そう…。
- ファシリテーターは哲レコをがっちりマスターしてないとダメですね…。
アナロジーでどんどん思考がつながっていく
- 話がそれると不安になる…それはわかる…。ミーティングの時間内に目的が達せられるのか、めっちゃ気になります。
- 司会が慣れてくれば、大きなブレなく、なんとなく収まりそうな気もしますが…
- 初期フェーズの「合宿」とか、原因が不明な問題の解決なんかが向いていそうな気がします。
具体例が出やすいものから
- 最初に選ぶ問いにセンスが要りそう…?なんとなくわかるかな…?
- うーん…議論のバランスを見ながら、いろいろ指摘したりしてて、ファシリテーターに慣れが要りそう…。
- まぁ、慣れは何度もやるしかないか!
- ウキウキとドキドキにこんな差があるとは…!
- おもしろいなw
- いつのまにか問いのグループがスイッチしてた…。
- 脱線や空気の読めない話を許容することで、化学反応を待つ的な…。なるほど…。
「異端者」を探せ
- たしかに、ベースの情報がきっちり揃った中に切り口が全く違う考えが混じってくると、活性化するかも。
- ううむ…でも、この新しい気づきを拾うのもファシリテーターの技術か…?!
- 自分もだいぶマイノリティだけど…幸い面白がってもらう性格に恵まれたから発言できてる感はある…。
- そうでない人もいるので、うまく拾う場を作れるといいですよね、と常々思ってます…。
キラリと光る「発言の原石」を探す
- だまってても、何も考えないでいるひとってそんなにいないですもんね。
- ただどの段階で振ったりするかは、雰囲気で決める感じかなあ…。
- ミノ駆動本の読書会でも、ひとしきりしゃべったあとに、なんかあります?ってしゃべってなさそうなひとに訊いてもいいかなぁ…。
終章 「最後の大問題」にチャレンジする 人生は「悩み方しだい」で驚くほど変わる
見過ごせない「日々の疑問」
- 最後の大問題…正解がないから、たしかにいいかも。あとでやってみよ。
問いをザクザク整理
- 終章は最後の大問題を使って駆け足で振り返っている感じ。
結局、「哲学する」とは何なのか?
- 「ニーチェは〇〇と言っている。」と鵜呑みにするんじゃなくて、「ホント?」と疑うのが哲学的…。たしかに…。仕事上はよくやるけど。
- 「哲学する」は多くの怪しげな情報の飛び交う現在には必須のスキルかも…。
あとがき 哲学は世界を救う
- リベラルアーツや哲学的思考…。
- 大学でなんだかんだ過ごしていた間になんとなく身についたものだけども。
- そうだ、多様な考えを集めよう、というのもこの本の良さでした。
読み終わって
- 読んでよかった!
- 大きく2部構成で、自身で考える方法と、集まって考える方法でした。
- 集まって考える方は…自身で考えるほうがある程度できるようになってからのほうがよさそうでした。
- 哲学シンキングを使うと良さそうな場面は、プロジェクトの開始時とか、答えのない何かを模索するときとか…そんな感じがよさそうに感じました。
- さっそく使っていこうっと…。