ken1flanのブログ

自己紹介・最近やってることなどを書くつもりです。

RubyKaigi 2023にオンラインで参加しました(2023/05/13)

RubyKaigi 2023の3日目にオンラインで参加しました。

rubykaigi.org

見た発表について少しずつ、思ったことを書きました。

Ruby Committers and The World …CRuby Committers

  • 今年は英語で行われて、どうなるかと思いましたが…コメント欄やTwitterの助けで楽しめました!
  • Rubyの未来の話がポンポン出てきて、おもしろかったです。
    • 100年続く言語となれば、Matz引退後のコミュニティ、というのも確かに考えざるをえないんですね…。

メモ - 英語でした…! - これはこれでいいかも。 - コメント欄やTwitter見てればなんとなく追っかけられるし。 - Ruby3.3でやりたいこと - コメント欄・Twitterの助けを… - マルチレベルJIT? - レベルが選べるのはスゴいかもしれません…。 - 世代別GCベンチマークの改善 - 並列処理のは確かにむずかしそう……。 - うまくいけば、アプリケーションサーバとか助かりそう - パースの話 - bisonを捨てた - Rubyで書いたLlamaへ…。 - yarpはどう? - 週刊Railsウォッチ: ShopifyのRubyパーサーyarp、RJITを書いた理由ほか(20230413後編)|TechRacho by BPS株式会社 - shopify製パーサー - Ruby3.4 or 4? - 100年続く言語になるために、自分が引退したあとのコミュニティの形を考えないとな - Deep Freezeされた変数 - Rustはそれか。並列処理と仲がよさそう。 - TruffleRubyの知見を反映したい - GraalVMで動くRuby - グローバルインタープリタロックがない - https://github.com/oracle/truffleruby - CDN上で動かす - 正規表現 - ReDOS攻撃に対して…バックトラックを使うな、というのはRuby的でないのでなんとか線形で済むようにしたい…。 - マジか…! - ダックタイピングらしい型の書き方がほしい… - たしかに…。 - でも、どうやってやるんだろう…?

The Adventure of RedAmber - A data frame library in Ruby …Hirokazu SUZUKI

  • 何度かデータ分析にチャレンジしてますが…すぐ飽きてやめてしまってました。
  • きっと、データ分析とPythonの両方とも慣れないものだからかも。
  • コレをRubyでできるなら、もう少し違うかもしれません。
  • また触ってみたくなってきました。

メモ - Red Amber - Ruby製データフレームライブラリ - pythonのpandasとか - Ruby1.4から使ってる初心者…? - 行と列について扱える - #schema、#vectorRuby標準のHashやArrayで返すことで、扱いやすくしている。 - たしかに使いやすそうです…! - #propergate、使いやすそう…。 - RedAmberはRoverインスパイア - https://www.amazon.co.jp/dp/4802613563 - 新しい概念、SubFrame - グループとかwindow関数のような… - GitHub - red-data-tools/charty: Visualizing your data in Ruby で可視化できる - いろいろ聞いてきたけど、かなりよさそう…。 - やってみたい…。

Ruby + ADBC - A single API between Ruby and DBs …Sutou Kouhei

  • 須藤さんのプレゼンはいつも楽しみにしてます。
  • あんまり大規模データをイジることがなかったのですが…RedAmberのときと同様、使ってみたくなってきました。

メモ - Red Data Tools - Data processing with Ruby! - ポリシー - 部外者からの避難は気にしない - これ、たしかにスゴいかも… - ADBC - Arrow Database Connectivity - embulkがJRuby対応を縮小していく…? - 大きな列志向のデータ - 100万レコード - Apache Arrow data format が速い - 余談 - rabbitにchartyが組み込まれてる - reddata toolsで処理したデータを表示しやすいのかな。スゴいかも。 - Active Recordのも準備中 - Flight SQLを使ったADBCが速い - いつもしれっといろいろやっていますよね…スゴい…。 - FlightSQL - Postgresql - Postgresql拡張機能として実装 - プロキシの実装だと、遅くなるはず。

Load gem from browser …SHIGERU NAKAJIMA

  • Wasmでrequireをどうしてるのかと思ってましたが…やっぱり難しかったのですね。
  • 絶賛開発中ということで、Wasmが楽しみになってきました。

メモ - Wordle攻略用のアプリケーションをruby.wasmで作りつつ貢献した話 - Qiita - javascriptのnpmをブラウザで使いたい と活動してきていたので、それを参考に。 - Browserify … ガッチャンコして1個のファイルにする。 - importmap - <script type="importmap"> - HTML: HyperText Markup Language | MDN - スクリプト言語っぽさを大事にしたいので、importmap形式を採用。 - 実装順 - require_relative <-- 今ここ作業中 - require / importmap - 難しいところ - promise … rubyにない。 - ruby.wasmの機能にeval asyncがあるのでそれを使う。 - fiberのスタックが小さい(256kb) - サイズ指定してビルド - どのファイルで実行しているのか? - 将来 - gem installしたい - デプロイが大変になるはず。 - UNpkgのRuby版 - 黒い画面が苦手な人にも気軽にRubyを書いてもらえるのでは。

Ruby JIT Hacking Guide …Takashi Kokubun

  • JIT…わかりやすかったですが、やっぱり難しかったです…。
  • ただ、スピードがどんどん上がってきて…早くプロダクションで使えるようにせねば…という気持ちになりました。
    • 現在Ruby3.0…><

メモ - JITs … MJIT、YJIT、RJIT - Ruby→抽象構文木→マイクロコード→機械語 - む、むずかしい…。 - 落ち着いて聞いていると…だんだんわかってきたが…スゴい…。 - ちょっとずつ改善ポイントを見つけては直していくことを繰り返していた模様…。 - インライン化 - メソッド定義の複製 - side exit - RJIT使いたい!…Ruby3.3を使えるようにするには…Elastic Beanstalk……。

Let's write RBS! …Masataka Kuwabara

  • RBS利用のメリットが見えてきました。
  • 開発/テスト環境で外部サービスを直接使えないときに、静的解析でエラーを見つけられそうに感じました。
  • 導入したい気持ちにめちゃくちゃなっています。

メモ - RubyKaigi 2023 Let's write RBS! 予習記事 - pockestrap - んんー…引数の書き間違いにめっちゃ効きそうですよね…。 - 外部サービスを利用しているときでも、開発/テスト環境ではつながってなかったりして、ミスを見逃しそう…。 - こういうのを拾ってもらえるの、結構いいかも…。 - elastic beanstalkの公式Rubyイメージのバージョンが古いの、結構キツいなぁ…。

Parsing RBS …Soutaro Matsumoto

  • RBS、めちゃくちゃ書きやすそうでした…。
  • 現在書かれているコードに対して解析をリアルタイムでやるとか、本当に大変そうでした。
  • とはいえ、形になっていて…とても使いたい!という気持ちが高まっています。
    • …が、いつもここでRubyのバージョンが3.0からあげられない問題があって、もどかしいです…。
  • 去年から今年はRubyのバージョンを2.6から3.0までひっぱりあげましたが…
  • 今年から来年までの間に、なんとか最新のRubyを使える環境を準備したい気持ちになりました。

メモ - エディタ中での処理は当然書き途中があるので、結構厳しいが、それゆえにいろいろがんばっているみたい…。 - ツリー構造にすると、欠けているキーワードがわかりやすいですね…。 - RBSもパーサーいるし、同じ悩みがある感じですね。 - 変更ベースのエラーリカバリー - End Of Change トークンを挿入して判定しているみたい。 - 15年も取り組まれてたんですね…。 - マシンラーニング、コントロールフロー、静的解析 - 質問コーナーが豪華…。

クロージング

講演者のみなさん、オーガナイザのみなさん、スタッフのみなさん、コミッターのみなさん、スポンサーのみなさん、ツイッターやコメントをしてくれたみなさん! 今年のRubyKaigiもとても楽しかったです! 来年の沖縄も参加しようと思います! ありがとうございました!

おまけ

三日目はコスプレが切れましたw なんとなくRubyKaigi 2023のロゴの雰囲気を持ったTシャツを着せてます。

最近はネクタリンがお気に入り

長野の豚とビールでおつかれさましたい!